お茶の品質を守るパッケージの選び方|遮光性・素材の違いとおすすめの袋
お茶は非常にデリケートな食品であり、パッケージ選びが品質(香り、味、色)を大きく左右します。この記事では、お茶のパッケージに求められる遮光性や突き刺し強度などの機能や、アルミ・ナイロンといった材質の違い、そしてお茶の種類に合わせたおすすめの袋の選び方をご紹介します。
1 お茶のパッケージ選びで重要な3つの機能
お茶の風味や鮮度を保ち、お客様に美味しい状態で届けるためには、パッケージの機能性が欠かせません。ここでは、特にお茶用の袋に求められる3つの重要な機能について解説します。
遮光性(光による劣化を防ぐ)

緑茶や抹茶の鮮やかな緑色や香りは、紫外線や蛍光灯の光に当たることで退色・劣化してしまいます。そのため、長期間保存するお茶のパッケージには、光を通さない遮光性の高い袋を選ぶことが基本となります。
防湿性・ガスバリア性(湿気と酸化を防ぐ)

乾燥している茶葉は湿気を吸いやすく、周囲のにおいを吸収してしまう性質があります。また、酸素に触れると酸化が進み、味が落ちてしまいます。防湿性とガスバリア性に優れた材質を選ぶことで、脱酸素剤や乾燥剤の効果を長持ちさせ、風味を守ることができます。
突き刺し強度(破れを防ぐ)

茎茶(棒茶)や玄米茶など、角や硬さがある茶葉を包装する場合、内容物によって袋の内側から小さな穴が開いてしまう(ピンホール)ことがあります。穴が開くとバリア性が失われるため、突き刺しに強い強度を持った袋を選ぶ必要があります。
2 お茶のパッケージに使われる代表的な材質
お茶のパッケージに求められる機能を満たすため、様々なフィルムを貼り合わせた(ラミネートした)材質が使われます。ここでは代表的な素材の特徴をご紹介します。
アルミ(アルミ箔・アルミ蒸着)

お茶の袋として最も定番で安心なのが、アルミを使用した袋です。
アルミ箔を挟んだ袋は最高の遮光性とバリア性を誇り、高級茶葉の保存に最適です。一方、フィルムにアルミニウムを薄く付着させたアルミ蒸着は、アルミ箔ほどのバリア性はありませんが、十分な遮光性とコストパフォーマンスに優れています。
ナイロン(NY)

強度とコシがあり、引っ張りや衝撃に強いのがナイロン(NY)フィルムです。突き刺し強度に優れているため、硬い茶葉や茎茶などを入れても破れにくいのが特徴です。突き刺しによるピンホール対策として、アルミ箔や蒸着フィルムとナイロンを貼り合わせた材質がよく使用されます。
クラフト素材

自然な風合いで人気のクラフト紙素材です。紙単体ではバリア性がないため、裏面にアルミやバリアフィルムをラミネートすることで、高い機能性とデザイン性を両立させています。
和紙風素材

お茶のパッケージらしい和紙風の素材です。紙単体ではバリア性がないため、裏面にアルミやバリアフィルムをラミネートすることで、高い機能性とデザイン性を両立させています。
3 【種類別】お茶に最適なおすすめパッケージとアレンジ例
日本茶用パッケージ
煎茶や抹茶など、光や湿気に非常に弱い日本茶には、遮光性とバリア性に優れたアルミ素材がおすすめです。自立するスタンド袋やチャック付きの袋を選ぶと、ご家庭での保存にも便利で喜ばれます。
紅茶・ハーブティー用パッケージ
紅茶の豊かな香りを逃さない防湿性やガスバリア性のある袋が適しています。ナチュラルなクラフト素材や洋風のデザインにマッチするパッケージがギフト用に人気です。
薬膳茶・漢方茶・健康茶用パッケージ
健康志向の方に人気の薬膳茶や健康茶は、香りの強い素材や湿気に弱い素材がブレンドされていることが多く、風味を逃さない防湿性とガスバリア性に優れた袋が重要です。
4 まとめ
お茶のパッケージは中身の特性に合わせて選ぶ
お茶のパッケージ選びで失敗しないためのポイントは、中身の特性に合わせた「機能」を持つ材質を選ぶことです。退色しやすい緑茶には遮光性の高いアルミ袋を、茎茶や玄米茶など硬さのあるものには突き刺し強度のあるナイロン入りの袋を選ぶことで、品質を保ち、クレームやトラブルを防ぐことができます。
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