知っておきたい個包装袋の選び方

個包装の袋の材質やその特徴、用途別の選び方を解説。中身に合わせたアレンジ方法もご紹介します。
1 個包装袋とは?
個包装袋とは、商品を一つずつ個別に包装するための袋のことで、食品や日用品などを小分けするのに便利なアイテムです。 お試し用や使い切り、食べきり用としても幅広く使用され、手に取りやすいのも特徴の一つです。 食品や化粧品用に使用することの多い個包装袋は、衛生管理や品質保持、持ち運びの利便性などから、様々な材質やサイズ、デザインの袋があります。 この記事では、個包装袋の材質の特徴や中身に合わせた選び方のポイントをご紹介します。
2 個包装の袋に使用される主な材質
ガス袋

ガス袋は、酸素や湿気を遮断するバリア性に優れた袋で、食品の鮮度保持や品質劣化防止に役立ちます。防湿・防臭効果も高いため、菓子やコーヒーなど様々な食品の保存に適しています。
OPP袋

透明度が高く光沢のあるポリプロピレン製の袋で、耐水性・耐油性に優れています。パリッとした質感が特徴で、食品や雑貨の包装、書類の保護などに使われます。封緘テープ付きや穴あきタイプもあります。
3 個包装袋の材質と機能の違い
湿気や光に対する耐性を持つ材質

食品を入れる袋には、防湿性・ガスバリア性に優れた材質を選びましょう。緑茶や紅茶、コーヒー粉やスパイスなどは、光で変色や劣化する場合がありますので、遮光性も重視するとよいでしょう。
主な材質:アルミ、アルミ蒸着、クラフト
中身が見える透明、窓付の袋

ドライフルーツやお菓子など、中身の色や形が気になる食品もあります。内容物が見えるよう、全面が透明、または表面が透明の袋や、部分窓のある袋を選ぶと、消費者が商品を選びやすくなります。
主な材質:透明、半透明、表透明
4 【食品向け】個包装袋の選び方とアレンジ例
洋菓子用
お菓子の形が崩れないよう、適切なサイズを選びます。焼き菓子は密閉性の高い袋、生菓子は保冷可能な袋がおすすめで、透明やデザイン性のある袋も消費者の目に留まりやすいです。
コーヒー用
コーヒー用の袋は、コーヒーから出るガスを放出したり、鮮度を保つ機能のある密閉袋が理想的です。ガス抜きバルブやガス抜きテープが付いた袋を選ぶと、焙煎したての豆を入れても、放出されるガスで袋が破れるのを防ぎます。また、遮光性や防湿性の高いアルミ袋がおすすめです。
ペットフード用
ペットフードやペットのおやつには、ジャーキーやガムなど、固形物や乾燥したものが多く、突き刺しても破れにくい、強度とコシのあるナイロン(NY)フィルムの入った袋がよく使用されます。
米・雑穀米用
米や雑穀米は紙の袋に入って大容量で販売されているケースが多いですが、個包装袋は食べきりサイズにおすすめで、湿気や害虫の侵入を防ぐフィルム製の密閉できる袋が便利です。
その他の食品用
食品を入れる袋には、乾燥材や脱酸素剤を使用する場合が多く、ガスバリア性のある袋を選ぶと、より効果が保たれます。
5 【雑貨向け】個包装袋の選び方とアレンジ例
アクセサリー用
アクセサリー用の袋は、傷がつきにくく柔らかい素材がおすすめです。特にピアスやネックレスなど、尖ったものを入れる場合は、袋に当たったときに突き刺さしても貫通しにくいナイロン(NY)フィルムを使った袋を選ぶとよいでしょう。
雑貨・小物用
ハンカチやハンドタオル、靴下などの簡易包装として、OPP袋がよく使われます。透明度が高く、ハリがあるのが特徴です。また、石鹸などの香りがあるものは、密閉性のある袋のほうが香りが抜けにくく、他の商品ににおいが移ることも少ないのでおすすめです。
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