ゆうパケットポストの最小サイズを正しく理解してムダなく発送する方法
ネットショップやフリマアプリで小さな商品を発送するとき、送料を抑えつつ安全に届けるためには「サイズ規定」を正しく理解しておくことが大切です。
なかでも「ゆうパケットポスト」は、ポスト投函で手軽に送れることから人気の高いサービスですが、最小サイズや従来の「ゆうパケット」との違いが分かりにくく、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ゆうパケットポストの最小サイズとサイズ上限のルール、ゆうパケットとの違い、そして最小サイズを意識した梱包材の選び方をわかりやすく解説します。
※本記事は2025年12月時点の情報です。最新の内容は日本郵便のホームページ
でご確認ください。
1 ゆうパケットポストとは?
ゆうパケットポストは、日本郵便が提供する小型荷物向けの配送サービスです。フリマアプリやネットショップの発送に向いており、以下のどちらかの方法で利用します。
- 専用箱
(郵便局、ローソンなどで購入可能。1枚65円〜)
※「ゆうパケットポスト専用箱」の郵便局での販売は、
2026年3月31日で終了します。
- 任意の梱包資材に
ゆうパケットポスト発送用シールを貼る
郵便ポストから24時間差し出し可能
荷物は原則ポスト投函で配達(ポストに入らない場合は手渡し等)
料金は全国一律
(厚みによらず同一料金のケースが多い ※契約形態による)
2 ゆうパケットポストの最小サイズ
ゆうパケットポスト最小サイズ
シールを使う場合、荷物のサイズは次の条件を満たす必要があります。

| 最小サイズ | 縦14cm × 横9cm以上 (円筒形状の場合:長さ14cm以上・直径3cm以上) |
|
|---|---|---|
| 厚さ | 郵便ポストに投函できる厚さ(目安は3cm〜4cm程度) | |
ここでのポイントは以下の2点です。 「14cm×9cm」は“最小のタテ・ヨコ”の規定であり、厚さの下限はない。 厚さは「ポストの投函口に入る範囲(目安3cm程度)」が上限。 トレーディングカード1枚など、極端に小さく薄いものを送る場合は、 封筒のサイズが14cm×9cm以上になるように台紙を使ったり、少し大きめの封筒を選んだりしてサイズを満たす必要があります。
専用箱のサイズ
「ゆうパケットポスト専用箱」を使う場合は、箱自体が規定サイズで作られているため、最小サイズを気にする必要はありません。 専用箱サイズ例:縦32.7cm × 横22.8cm × 厚さ3cm(重さ2kgまで) この場合は、箱の中に商品がしっかり収まるかどうかだけを考えればOKです。
ゆうパケットポストサイズ対応の箱
3 ゆうパケットとの違い
| ゆうパケット | ゆうパケットポスト (シール利用時) |
|
|---|---|---|
| 梱包 | 自由(規格内なら封筒・箱など何でもOK) | 自由(発送用シールを貼る)または専用箱 |
| 最小サイズ | 縦14cm × 横9cm以上 | 縦14cm × 横9cm以上 |
| 厚さ上限 | 3cm以内(厳守) | ポスト投函可能な厚さ(目安3cm程度※) |
| 重さ上限 | 1kg以内 | 2kg以内 |
| ラベル | 専用あて名シールを貼付(専用印字など) | 専用シールのQRコードを読み込み貼付 |
| 主なメリット | 厚さ規定が厳格だが、ビジネス利用で安価な場合も | ポスト投函で時間を問わず発送できる。2kgまでOK |
※ポストの投函口形状によっては、約4cm程度まで投函可能な場合(発送用シール利用時)があります。 使い分けのポイントは以下の通りです。
-
サイズをギリギリまで小さく・薄く(3cm以内確実)したい
ゆうパケット -
手続きの手軽さ・ポスト投函・重さ(1kg超〜2kg)を重視
ゆうパケットポスト
ゆうパケットとゆうパケットポストの送料比較
送料面での使い分けポイント
できるだけ安く、小さく送りたい場合
ゆうパケット(薄く梱包できるならより安い)
厚さ1cm以内:250円
厚さ2cm以内:310円
厚さ3cm以内:360円
最小サイズ(14×9cm)小型商品のコスト最適化に強い。
手軽さ・スピード重視で送りたい場合
ゆうパケットポスト(厚みがあっても一律215円)
ポスト投函だけで完結
スマホで手続きできる
厚さが3cmでも料金は変わらない
どちらが安いかの目安
| 梱包状況 | おすすめ |
|---|---|
| 薄い(1cm以内)・軽い小物 | ゆうパケットポスト(215円) |
| 厚み3cmの雑貨や布製品 | ゆうパケットポスト(215円) |
| とにかく手間を減らしたい | ゆうパケットポスト(215円) |
4 最小サイズを意識した梱包のコツ
小さすぎる荷物は「箱+クッション材」で規定を満たす
アクセサリーや小さなパーツなど、商品自体が「14cm × 9cm」より小さい場合、そのまま小さな袋に入れて送ると規定サイズを下回ってしまい、引受してもらえない可能性があります。 その場合は、以下のような資材を使い、外側のサイズで規定をクリアするのがおすすめです。
| 梱包資材 | ポイント |
|---|---|
| 14cm × 9cm以上のミニダンボール箱 | 外寸で最小サイズを満たしつつ、型崩れを防げる |
| 外寸が14cm × 9cm以上のクッション封筒 | 軽量ながら緩衝材入りで破損リスクを抑えられる |
中にエアクッションや紙緩衝材を入れて隙間を埋めれば、サイズ不足の解消と破損防止を同時に行えます。
5 オリジナル印刷・小ロット対応でブランディングも両立
小さな荷物であっても、箱にショップのロゴやブランドカラーを印刷することで、お客様が受け取ったときの印象は大きく変わります。 ブランド名やロゴ入りのメール便ケース シリーズごとにデザインを変えたオリジナルパッケージ これらを活用すれば、「届いた瞬間からブランド体験」を提供でき、リピーター獲得にも効果的です。 当社では小ロット対応・最短即日出荷も行っているため、必要な数だけ素早く導入したい、中小規模のネットショップ様やハンドメイド作家様にも安心してご利用いただけます。
まとめ
ゆうパケットポストの最小サイズは、縦14cm × 横9cm以上(シール利用時)。
厚さの下限規定はないが、上限は「ポストの投函口に入る範囲(目安3cm程度)」まで。
最小サイズに合わせた小型箱やクッション封筒を使うことで、送料を変えずに梱包材・保管スペースのムダをや紛失リスクを減らせる。
ゆうパケット(1kgまで・厚さ3cm厳守)との違いを理解し、商品に合わせて使い分けるのが正解。
サイズが不安な時はゆうパケットポスト専用箱を利用
当社では、ゆうパケット・ゆうパケットポストの規定に対応した梱包資材を、サイズ・デザインともに豊富にラインナップしております。 「この商品を最小サイズで送りたい」「今の梱包が最適か知りたい」といったご相談も承っていますので、梱包資材選びに迷った際はぜひ一度ご相談ください。
































